Our History

NEMOの物語は創業者のカム・ブレンシンガーが「世界で最も天候が悪い場所」として知られるワシントン山の中腹で、劣悪なビビィサックの中で嵐に耐えながら、5時間も眠れずに過ごしたその夜に始まりました。その経験から、カムは冒険を最大限に楽しめるよう、デザインと快適性、信頼性を兼ね備えたギアの必要性を痛感しました。翌朝、下山すると同時にそのアイデアを実現するために行動を起こす決意を固めました。

カムはロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)を卒業してわずか3日後に、NEMO Equipmentを創設しました。NEMO(New England Mountain Outfitters)という名前は、彼の故郷ニューイングランドへの敬意と、ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底2万マイル』に登場するキャプテン・ニモに由来しています。

<< NEMOの初期のエアビームテントの1つ「モルフォ AR」

ニューハンプシャー州ナシュアにある古い紡績工場を、カムは仲間のデザイナーやエンジニアと共にリノベーションし、NEMOの活動を開始しました。設立からわずか2年で、NEMOはそのデザインと革新性で数々の賞を受賞し、一気に注目を集めるようになりました。2005年にはISPO Brand New Awardの最優秀賞を受賞し、さらにTIME誌とポピュラー・サイエンス誌で「その年の発明品ベスト100」に選ばれました。それ以来、NEMOの成長は勢いを増し続けています。

創業以来、NEMOは絶え間ない進化を遂げ、その独創的でスマートなデザインは「誰もが忘れられない冒険を実現できる」ギアを提供するという信念に基づいています。

>> カムが創業時のオフィスでテントデザインに取り組む様子

この20年間、NEMOチームは成長し続け、知的にデザインされたギアが、私たち一人ひとりを最高の自分に導く冒険を可能にするという信念を実践してきました。その冒険とは、意識を持ち、インスピレーションを受け、つながりを感じ、思慮深い人間になるためのものです。会議室に貼られたステッカーが私たちの精神を表しています。 ”Design Like You Give a Damn(心惹かれるデザイン)”

そして私たちは、まさにその通りに行動しています。

<< 2022年夏、NEMOのChoate Islandへの旅でのバードウォッチングのひとコマ

創業者が所有する会社

創業者兼CEOのカム・ブレンシンガーの目標は、「単に会社の規模を大きくするのではなく、最高のビジネスを築くこと」です。その考え方が20年間にわたり会社を支え、戦略的な成長を導いてきました。その結果、NEMOは強い価値観と小規模で密接な職場文化を維持しながら、アウトドア業界で大手企業としてのポジションを確立することができました。